2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ソウル版『屋根裏』続演決定!

ソウル版『屋根裏』、『ユーリンタウン』いずれも満員札止め続く中、千秋楽。皆さまおつかれさまでした。新国立劇場『現代能楽集 鵺』も舞台場当たりが始まったはず。関わる現場の賑やかさから離れ、私は引きこもりイプセンと向き合う使命。……と、ソウルから…

吉祥寺を駆け足

呻吟しつつ進めるイプセン。元の戯曲の面白さをそのまま取り込もうと欲張りすぎてはいけないと腑に落ちフィードバックの方向。帰宅しすぐ吉祥寺シアターへ。振付協力をお願いしている矢内原美邦さん作・演出・振付『五人姉妹』。矢内原、羊屋白玉両氏とアフ…

新国立劇場『現代能楽集 鵺』 稽古場での通し稽古

振付など入ってバージョンアップ。紅一点・田中裕子さん、新たな試み多く楽しい。三津五郎さん、現代劇の範疇を越えたところのハマリ方、さすが。村上君の野性と純粋、たかおさんの濃い屈折。コトバの多層性と向き合い、体現する俳優の仕事はヘビー。挑戦的…

劇詩『ブラン』

読み終えるのに6時間かかる超大作。ブラン担当の大西孝洋はじめ皆、漢字と独自の文体に苦しみ、へろへろになりつつ完走。もともとイプセンが劇としての上演をどこまで想定したか怪しいレーゼドラマだが、それにしても長い。実際の全編通し初演も6時間半だ…

6月よ、急ぐな

今日は『野がも』を読む。周到に書かれているが奇妙な戯曲。読後感の不快さも計算ずくか。それにしても机に向かって黙読とみんなで読み合わせすることの違いは大きい。梅ヶ丘から高円寺へ環七を北上する自転車移動。座 高円寺二階で劇作家協会戯曲セミナー。…

ひさびさの太陽光

午前、ウォーキング中の木場勝己さんに遭遇。木場さんは私が十五年前都営住宅に越してきて以来のご近所。四年前大雨で思うところあったらしく少し離れた場所に引越されたが、やはり神田川沿いはホームグラウンドなのだ。たまたま稽古は木場さんがtpt版でブラ…

雨の夜

『現代能楽集 イプセン』稽古。といってもまだ途中の新台本は渡さず、取り上げる四作を読む。『人形の家』。描かれる男性本位の社会構造は「今も変わっていないか」「これからも変わらないのか」論議。「絶対変わりゃしないよ」というわかったふうな物言いを…

息子からデンタルフロスをもらった

じめじめというより、じとじとの感じ。梅雨が嫌われるのがよくわかる日。世間は父の日というが、そもそもこういう記念日は誰がどうやって決めたのだろうか。はたしてどのくらいの人が父親にプレゼントか何かしたりしているのだろうか。……私は行けなかったが…

なんてじめじめした陽気だろう

「なんてじめじめした陽気だろう」は、日本のある劇作家による有名な台詞。一日じゅう家を出ず。家のワキに植えたキュウリを見に出ただけ。珍しく野球が休みの息子に昼飯のざるうどんと共にいただく山芋について教える。いろんな人から電話とメールの嵐。目…

なんだかじめじめした陽気

「新国立劇場の自省と再生を願う演劇人の声明」記者会見。井上ひさし、永井愛、松岡和子、流山児祥氏らと。芸術監督選定問題についての過去二回の質問に、新国立劇場運営財団執行部から、納得できる説明・回答が返ってこないことに対して。愛さんは新国立劇…

『炎の人』

椅子に寝て早起き、仕事する。睡魔に襲われつつ。歯医者。午後、銀河劇場『炎の人』。市村ゴッホの凝ったメイク。荻野目、大鷹、中嶋、お銀さんらが複数の役を兼ねることが効果的。栗山演出による三好十郎戯曲の再生。私の父は絵を描くので、岡山まで巡演し…

ソウルを離れて一週間

日韓演劇フェス『壁の中の妖精』。演出ソン・ジンチェク氏と挨拶。主演キム・セイニョの魅力、迫力。音響は歌のディバーヴ効き過ぎと思うが。二人の娘ソン・ジウォンはソウル版『屋根裏』に教師とニュースキャスターの役で出演中。福田善之脚本のエッセンス…

雷が鳴っている

歯医者。いろいろな連絡。仕事捗らず。新人稽古発表会。ミーティング。数人を除いて劇団員ほぼ全員が揃う。三十人以上のミーティングは、やはり一度にとらえられる視野を越えている。終わって、韓国の話などせがまれるが、さわりだけで、次の機会に。雑務を…

東京女子大は善福寺にあった

思うように原稿が進まない。いろいろな連絡も多い。ともあれ夕方、東京女子大で宇沢美子さんの講演会「ハシムラ東郷 他者を語る/他者で語る」。女子大にモグリで入っているような不思議な感じ。講演最後に学生たちに紹介される。『ハシムラ東郷』は11月下…

「なべげん」シャツ

私がソウルに行っているあいだに弘前の劇団「渡辺源四郎商店」(通称なべげん)のプリントシャツを、息子が勝手に着ている。「洗濯物の中に混じっていたから」と言い訳するが、どうやらこのブコツなシャツが気に入っているらしい。着ればいい。北九州に「なべ…

久しぶりの新国立劇場稽古場

午前中、シアターガイド編集部の皆さん来訪、<わたしの本棚>撮影とインタビュー。片づいていないので恥ずかしいが仕方ない。『現代能楽集 イプセン』についてあまり話せなかったな。午後、新国立劇場へ。『夏の夜の夢』観る。三時間二十分。その後『現代能…

『ユーリンタウン』は皮肉な革命劇である

新国立劇場。午前中、鵜山芸術監督と打合せ。パンフ用対談。あうるすぽっとへ。日韓フェス『ちゃんぽん』とWitty lookを観る。座 高円寺1へ。ようやく『ユーリンタウン』観る。この内容の劇で日本語版台本を流山児氏に書き下ろしたのは、相性が良かったので…

スゴハショスミダ

帰国。過ぎてしまえばあっという間の一ヶ月余。演出助手イ・スヒ、通訳ソン・ミヘンのコンビともお別れ。新たに細かく指示をしたチャン・ソンイクは本番をきちんとこなしているだろうか。帰国後、その足で新国立劇場へ行き雑誌取材を受ける。ロビーで写真撮…

3日目

俳優・スタッフにNOTEを渡し、後はあえて放置。午後からファッション系雑誌取材二件。カメラマンと編集者の感じがよく素直に乗せられ、モデルのようなことをさせられる。大学路の裏山に散歩。ソウル芸術大学ヨー・ダクヒュン学長と夕食。筋が通って懐が広く…

2日目

朝六時起床して仕事。午後からNOTE(ダメ出し)、稽古。テクリハ中心に。夕方劇団青羽稽古場で『だるまさんがころんだ』の稽古を覗く。演出のキム・カンボが俳優陣相手に吠えている。私がいるのに気づいて大人しくなる。アルコ劇場で取材受ける。劇場制作・広…

ソウル版『屋根裏』スタート

昼間に一度通し、時間ある限りテクニカルの稽古。初日。超満員。なんとか開く。ソン・ジンチェク氏始め劇団美醜の面々、韓国版『ブラインドタッチ』組、日本関係者ら、賑やかな客席。俳優たちは頑張っているが、中盤から若干疲れが見える。コンディションを…

まもなくソウル版『屋根裏』開幕

午前中、舞台直し。午後、場当たり続き。指導を交えつつ。夕方テレビ出演。夜ゲネプロ。俳優陣は格段に向上。やっとこの作品のひと味違う面白さを実感しはじめたかな。今までやってきたあれこれが実を結ぶことに期待。……日本では新国立劇場『現代能楽集 鵺』…

じわじわと進める

午前中ジム・ヨンナム劇場照明チーフと明かり作り。種々の事情で場当たり開始が遅れ全体の三分の二しか消化できず。美術・音響はそもそもじょん万次郎の名で自分がプランナーをしているので淡々とやるのみ。しかし照明は、データをもらっているとはいえ、燐…

アルコ劇場『屋根裏』仕込み

韓国のシステムはかなり日本と違い戸惑うこと多々あり。言葉の壁も勘違いもある。それでもスタッフは皆協力的、とにかく進めてゆく。舞台・照明・音響の全ジャンルを見ないといけないので個人的にはヘビー。舞台は指定と違うものがあって、まだ直しがある。…

稽古場でちゃんと稽古ができる最後の日

俳優最長老にして怪優ソン・ジョンナムが最近親しげ。年長者どうしのシンパシーか? 若い方の二十代トリオもおもろい奴ら。デパート主任役を初めて女優にやってもらうことになったイ・ジニ。時々女子高生のようになる肉体派イ・ソヒ。ソン・ミョンギは中学生…

チキンの足をなぜドラムというのだろう

十時台まで稽古の日々。日本に送るべき原稿類もろもろ。目前に新たな締切。帰国後のスケジュール調整も。連日飲まずに帰る私を俳優たちが誘ってくれるが、すまぬすまぬと帰路に。彼らも午前中からあれこれやっているからたいへんなはずなのだが。宿舎の傍は…

いろんなことがわかってきた気がする

原稿修正版を昨日よりさらに大慌てで出かける間際に送る。稽古時間が足りない感じは否めぬが、じたばたしても仕方ない。できることを確実にやっていく。当たり前だが、俳優自身が面白さを実感し始めた部分は確実に向上していく。各場面ごとで競いあうような…

あと一週間

原稿修正版を相当に大急ぎで送る。午後から稽古。厳しくならざるをえない。照明打合せ。衣装打合せ。劇場システムが日本と違うのと、もともとの劇場との約束と現状が違う部分もあって面倒だが、少しずつ問題を解決する。もう一週間しかない。焦りもあるが、…

韓国版『ブラインド・タッチ』組、日本への出発を見送る

午後、日本に原稿手直し部分を送り、『屋根裏』稽古場へ。今日は俳優たちに課題を与え、自主的に回数を回したり、私にはわからぬ訛りチェック等、相互確認が中心。劇団青羽稽古場、韓国版『だるまさんがころんだ』組に挨拶。韓国版『ブラインド・タッチ』組…